33.土屋敏男『ライフテレビ』

著者プロフィール/土屋敏男

1956年生まれ。テレビプロデューサー、日本テレビ放送網編成局専門局長、LIFE VIDEO株式会社代表取締役ディレクターを兼務するがこの連載は後者の立場でやるらしい。バラエティ番組『電波少年シリーズ』の「Tプロデューサー」、「T部長」などとして知られる。大学卒業後に日本テレビに入社し、ワイドショーの現場を経て、バラエティ番組制作に携わるようになった。 
著書に『電波少年最終回』(日本テレビ放送網,2001年)、『一歩60cmで地球を廻れ 間寛平だけが無謀な夢を実現できる理由』(共著:比企啓之,ワニプラス,2009年)がある。

【博士による著者紹介】

「T部長」として『電波少年』で一世を風靡。 
ダースベーダーのテーマと共に現れ、 
若手芸人を拉致被害者に追い込んだ悪徳プロデューサー。 
今や、56歳、見た目は金髪豚野郎のままながら、 
日本テレビの編成局専門局長を経て、 
昨年、日本テレビ内に子会社『ライフビデオ』を設立、 
社長に就任。実は「T社長」――。 
とお偉いさんながら現場にこだわり偉ぶらない。 
ボクが26年前、ダンカンさんの付き人として 
『元気が出るテレビ』の会議に出席している頃は、 
日本テレビ社員の土屋さんとボクは貴族と奴隷の関係、 
口も聞けないほど遠い距離に居たが、 
今やスマホで見える『NOTTV』の『テレビをほめるyestv』で、 
2週に一度は鎖を外して語り合える間柄に。 
それも『藝人春秋』で?たけしとひとしの章を『BRUTUS』に初出原稿を 
書いた直後に我が家に来訪し、同タイトルでテレビバラエティ化したのが、 
そのきっかけであった。

今のテレビマンには珍しい生粋の文系の分析屋の文章家。 
今回は、30年以上のキャリアでテレビの現場で行き交った、
あの日、あの人を「ライフテレビ」として再放送して欲しい。