35.【特別寄稿】大根仁 『オレが半沢直樹だったあの頃?影響を受けたら誰かにその影響を与え返す!岡村靖幸への100倍恩返しだ!!?』

プロフィール/大根仁

主に深夜ドラマを手掛ける演出家・映像ディレクター。自身の監督したドラマ『モテキ』は映画にもなり、第35回日本アカデミー賞話題賞・優秀作品部門を受賞。

【博士による著者紹介】

ブログを書くテレビマンとしての認識は10数年前で、当時からボクはラブコールを送られていた。その後、初対面は2010年3月30日。高円寺の貝の専門店『あぶさん』で互いの貝塚を発掘し照らし合わす。長くテレビドラマの監督であったが『モテキ』で映画デビュー。東宝から長澤まさみ、森山未來の主演で監督第一作目にして大ヒットを記録し、このまま「王道を征く」と思われたが、2作目『恋の渦』は出演者が全員無名の超低予算映画にして日本の自主映画の常識を覆させる傑作であり軽佻浮薄(けいちょうふはく)に見えて実は重く濃い。見た目は、プロレスラー邪道・外道の外道だが、実は邪道ではなく外道の真ん中を走れる才人。古くから岡村靖幸原理主義者。