32.マッハスピード豪速球 ガン太の『ハカセー・ドライバー』

著者プロフィール/マッハスピード豪速球、ガン太

1984年生まれ。オフィス北野主催のフライデーナイトライブをきっかけに、才能を見出され、2013年1月、オフィス北野に所属。5月にマキタスポーツの推薦がきっかけで、水道橋博士運転手になる。

〜マッハスピード豪速球〜 
坂巻の狂気的演技と、ガン太の書くネタの世界観が特徴のコンビ歴4年目のコントチーム。

「コント、マナー」 
http://www.youtube.com/watch?v=ZmsOFHg2Rok

【博士による著者紹介】

 現在、ボクの運転手。29歳の若手芸人。 
 もともと「最近、面白い若手はいるの?」とサンキュータツオに聞いたところ、「マッハスピード豪速球」というコンビ名の2人組を薦められ、その「芸名」を気に入る。 
その後、オフィス北野に所属が決まり、昨年8月24日に挨拶に訪れてきたとき、 
「これからアベンジャーズ見に行くけどキミたちはそれより面白いの?」と尋ねたところ、 
「はい同じくらいです!」と答える。そして翌々日、倉本美津留さんの要請で、水道橋博士推薦の芸人を集める「東京アメリカンクラブ」の企画に起用。この麻布の超巨大な会員制社交クラブで、初見の客前で披露したコントで完全にウケきる。なるほどコントの腕前は確かだ。 
 そして、今年の5月に運転手として正式に採用。

しかし、今までがペーパードライバーだったせいか、運転するたびに、芸名とは真逆の渋滞を繰り返し、「コンビ名と韻を踏んでいないから気に入らない」と腹を立てる。その後、運転慣れしたのか、コツをつかみ都内は順調に進むようになったと思ったら、羽田空港の帰りに「今日はスイスイ進んでいます!」と言った途端、「スピード違反」で掴まる――というそのタイミングの良さに、ますます気にいる。 
 また、若者ながら鬱屈したところがなく、サブカルにも全く洗礼を受けていないし、知識もないのが、逆に面白く感じ始める。 
 先日、朝早く移動中、「今日も早いですね。寝ましたか?」「寝ていない。今『メルマの編集に忙しんだよ』「はー」「オマエ連載する?」「いいんですか?」 「『マッハGOGO!』ってタイトルはどう?」「………」「じゃあ『ハカセードライバー』は?」「それって何が掛かっているんですか?」「『タクシードライバー』 見てないの?」「はい」 
 という、やりとり気に入り、急遽、「メルマ旬報」の連載が決定。