30.相沢 直 『みっつ数えろ』

著者プロフィール/相沢直

今現在、某レコード会社の業務委託社員。TOKYO MXでの番組製作を始めとするコンテンツプロデュースを手がける。
2013年は放送作家や書く仕事にシフトしようと画策中&絶賛お仕事募集中。
7月17日発売号の「テレビブロス」、「どうした!?水道橋博士」特集で、約1万字となる水道橋博士年表を作成しました!
Twitter : @aizawaaa

【博士による著者紹介】

新連載投入の相沢

直君。もともと業界の裏方なので一般的には知る人ぞ知る存在になるとは思うが……。
ボクとの出会いは、2009年MXテレビの『博士の異常な鼎談』の制作側のスタッフとして初対面だった。

しかしそれ以前よりも前から、打ち上げの席などで、"とんでもない経歴の放送作家がいる"という噂だけはきいていた。

伝え聞くところによると、"ある番組で東大受験の企画があり、放送作家に片手間で受験させたところリアルにうっかり合格してしまった男がいる。"しかもそいつは、東大入学後速攻中退。理由は、仕事が忙しいから。"かつ、軽い気持ちで「フジテレビバラエティ企画大賞」に応募したところいきなり優勝。賞金300万円を手にするも、番組は半年で打ち切り"・・"、という。その破天荒すぎるエピソードを持つ放送作家こそが、今回、新たに連載陣に加わることになった相沢直君である。

噂が一人歩きしているのだが、先日彼から聞き出した半生が、これまたどうかしていた。

1980年(昭和55年)9月18日、宮崎県西都市に生まれ。父親は地元の医師であり、東国原英夫が宮崎県知事に出馬する際、後援会長を務める。

1999年3月、暁星高等学校卒業。家庭環境の事情もあり医大を受験、某私立医大に合格するが、このまま進学して父親の跡を継ぐことになることを恐れ、入学辞退。

2001年4月、2浪してもなお大学に入学できないという事実を実績として、某放送作家養成スクールへ入学。

2002年、フジテレビ「バラエティプランナー大賞」受賞。賞金の300万円を頂戴する。同年10月、「深夜戦隊ガリンペロ」で出演&兼作家。番組は半年後に終了。

2003年3月、「深夜戦隊ガリンペロ」で東京大学受験の企画を遂行するが、センター試験に寝坊して失敗。滑り止めで受けた早稲田大学理工学部に入学。が、当時放送作家の仕事もしていたため、学生生活はすぐさま断念。

2004年、改めて東京大学理科1類を受験し、合格。4年間通うも、仕事との両立が出来ずに遺憾ながら中退。当時はテレビ・ラジオの構成作家の仕事を優先していた。

2007年、テレビ制作会社である株式会社テレバイダー・エンタテインメントへ入社、後、現在テレビ番組やウェブサイトの制作プロデューサーとして勤務。

そして、現在。未だにまったく底の見えぬ彼であるが、是非この連載とともに"異能の人"相沢直君の今後の動向をウォッチしていきたい。

 特筆したいのは、彼が今回、『TV Bros』で水道橋博士年表を編集者のおぐらりゅうじくんと共に作成してくれたわけだが、その作業に入ることすらボクは知らぬまま、
この連載依頼は決定していたことだ(つまりは星の引力の作用、さらには星座とはそういうものであり後付なのである)